カンヌ映画祭開催中は、さまざまな映画会社が関係者を招いたパーティを各所で開催する。その中でも、20日(火)の夜、映画関係者の注目を最も集めた盛大なパーティが開催された。会場となったホテル「マルチネス」の前には、開場前から、既に人垣が出来ている。

“宴-en-“と題されたそのパーティを主催したのは、『レッドクリフ』の配給会社でもあるエイベックス。「かっこいい日本」をテーマに開催されたこのパーティでは、日本から招かれた鼓演奏家の大倉正之助さんによる素手打ち鼓が披露され、また佳つ乃さんを始めとする祗園の芸妓と舞妓が妖艶な舞を舞った。出席者には、日本の銘酒や、銀座の超有名店「かねさか」の寿司職人が握る寿司が振る舞われた


  ジョン・ウー監督と大桑マイミ トニー・レオンと鈴木亜美

世界各国から約300名の映画関係者が参加したパーティには、ミシェル・ヨー、ソン・ヘギョ、ヴァンサン・ペレーズ、ルイ・グンメイ、ビル・コンなど、世界中の映画人、そして日本からも、高岡早紀、鈴木亜美、石橋凌、押尾学などのゲストが駆けつけた。

そして、『レッドクリフ』からは、ジョン・ウー監督を始め、トニー・レオン、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオなど、7名のキャストも来場。

リン・チーリン 押尾学 高岡早紀 テレンス・チャンと伊藤ゆみ

パーティも佳境に差し掛かった頃、場内の灯りが消された。目の前に広がる超巨大スクリーンに映し出されたのは、『レッドクリフ』特別映像。大画面での迫力映像に、関係者からの盛大な拍手喝采が巻き起こる中、ジョン・ウー監督が登壇。長年、映画化を夢見てきた「三国志」の世界が、大きなスクリーン上で再現された様子を見て、声を詰まらせたジョン・ウー監督。「今、大変感動しています。みなさんのお陰で、夢が叶いました。ありがとう」と、震える声で挨拶した監督の目には、光るものが滲んでいた。
「今までにどの映画を撮影したときも、黒澤明の『七人の侍』を必ず観るんだ。最後の雨の戦いのシーンには、映画を撮るときに必要な全てが含まれているんだよ」と語るほど、黒澤明監督を敬愛するジョン・ウー監督は、来場していた出演者たちを「私の<七人の侍>たちです」と紹介。監督・出演者に、惜しみない拍手が降り注がれた。

続いて、監督の呼び込みで、『レッドクリフ』の全世界主題歌を歌うalan(アラン)が登場し、『レッドクリフ』の映像をバックに、主題歌「心・戦〜RED CLIFF」を披露。会場内が、alan(アラン)の強く美しい歌声に酔いしれた。また、中国・四川省出身であるalan(アラン)は、自身の新曲である「幸せの鐘」の配信収益金を、被災地に全額寄付することを発表。「私は歌うことで、被災地の方々を応援したい」とコメントした。



全来場者のハートを鷲づかみにした『レッドクリフ』チームのテーブルには、その後、賛辞や労いの言葉をかけるために訪れる関係者が後を絶たなかった。ジョン・ウー監督や出演者に、世界の映画人たちが、新作の構想を持ち込む姿や、握手やサインを求められ、気さくに応じるトニー・レオンの姿も見られた。

「七人の侍」たちと共に、長く戦い抜いてきたジョン・ウー監督。集う関係者に「ありがとう」と感謝の意を伝え続けるその目は、微笑みながらも、常に潤んでいた。

カンヌを虜にした、ジョン・ウー監督編集の10分映像が、
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